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02月10日-06号

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  1. 長浜市議会 2020-02-10
    02月10日-06号


    取得元: 長浜市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-04-30
    令和 2年12月定例会          令和2年長浜市議会12月定例会会議録────────────────────────────────────                令和3年2月10日(水曜日)────────────────────────────────────議事日程 日程第1 会議録署名議員指名 日程第2 諸般報告 日程第3 委員会提出議案第1号 長浜市議会会議規則の一部を改正する規則      議会運営委員長提案説明      質疑討論      採決 日程第4 意見書案第1号 新型コロナウイルスワクチン接種の安全かつ円滑な実施に向けた意見書      議会運営委員長提案説明      質疑討論      採決 日程第5 意見書案第2号 地方自治体デジタル化の着実な推進を求める意見書      決議案第1号 新型コロナウイルス感染症の不安と困難を克服し美しいくらしを守る決議      提案者提案説明      質疑      総務教育常任委員会付託      総務教育常任委員長報告      質疑討論      採決────────────────────────────────────本日の会議に付した事件 日程第1 会議録署名議員指名 日程第2 諸般報告 日程第3 委員会提出議案第1号 長浜市議会会議規則の一部を改正する規則      議会運営委員長提案説明      質疑討論      採決 日程追加 緊急質問の件 日程第4 意見書案第1号 新型コロナウイルスワクチン接種の安全かつ円滑な実施に向けた意見書      議会運営委員長提案説明      質疑討論      採決 日程第5 意見書案第2号 地方自治体デジタル化の着実な推進を求める意見書      決議案第1号 新型コロナウイルス感染症の不安と困難を克服し美しいくらしを守る決議      提案者提案説明      質疑      総務教育常任委員会付託      総務教育常任委員長報告      質疑討論      採決────────────────────────────────────応 招 議 員 ( 25名 )出 席 議 員 ( 25名 )  1番 柴 田 光 男 君            3番 鋒 山 紀 子 さん  4番 佐 金 利 幸 君            5番 丹 生 隆 明 君  6番 中 川   勇 君            7番 千 田 貞 之 君  8番 藤 井   登 君            9番 矢 守 昭 男 君  10番 鬼 頭 明 男 君            11番 斉 藤 佳 伸 君  12番 高 山   亨 君            13番 浅 見 信 夫 君  14番 中 川 リョウ 君            15番 草 野   豊 君  16番 伊 藤 喜久雄 君            17番 轟   保 幸 君  18番 松 本 長 治 君            19番 多 賀 修 平 君  20番 竹 本 直 隆 君            21番 山 崎 正 直 君  22番 西 尾 孝 之 君            23番 中 嶌 康 雄 君  24番 宮 本 鉄 也 君            25番 吉 田   豊 君  26番 押 谷 與茂嗣 君────────────────────────────────────欠 席 議 員 ( 0名 )────────────────────────────────────事務局出席職員氏名 事務局長   西 川   昇 君       次長     宮 川 芳 一 君 次長代理   大 音 喜美子 さん      係長     山 田   均 君────────────────────────────────────説明のため出席した者の職氏名 市長     藤 井 勇 治 君       副市長    大 塚 義 之 君 総務部長   松 居 雅 人 君       総合政策部長 且 本 安 彦 君 市民協働部長 江 畑 仁 資 君       市民生活部長 米 田 幸 子 さん 健康福祉部長 福 永 武 浩 君       産業観光部長 改 田 文 洋 君 都市建設部長下水道事業部長         防災危機管理局長        下 司 一 文 君              北 川 賀寿男 君 北部振興局長 大 澤   誠 君       長浜病院事務局長                               藤 居   敏 君 会計管理者  山 内 芳 博 君       教育長    板 山 英 信 君 教育部長   酒 井 猛 文 君       財政課長   森   宏 志 君 財政課長代理 岸 田 洋 平 君────────────────────────────────────    (午前10時00分 開議) ○議長柴田光男君) 皆さん、おはようございます。 定刻にご参集いただきまして、誠にありがとうございます。長浜の盆梅も始まり、いよいよ春の訪れも、暖かくなってきた感じもします。そんな中、コロナが依然として猛威を振るっているわけでございますけども、皆様、どうぞお体をご自愛いただきたいというふうに思います。 座らせていただきます。 それでは、これより令和2年度長浜市議会12月定例会を再開いたします。 直ちに本日の会議を開きます。───────────────────── △日程第1 会議録署名議員指名議長柴田光男君) 日程第1、会議録署名議員指名を行います。 本日の会議録署名議員は、会議規則第81条の規定により、議長において浅見信夫議員伊藤喜久雄議員指名いたします。───────────────────── △日程第2 諸般報告議長柴田光男君) 日程第2、次に事務局長から諸般報告をいたします。 事務局長。 ◎事務局長西川昇君) ご報告申しあげます。 今期定例会提出するため、令和3年2月3日付けで松本長治議会運営委員長から柴田光男議長宛て議案2件の提出がありました。 案件は、委員会提出議案第1号 長浜市議会会議規則の一部を改正する規則及び意見書案第1号 新型コロナウイルスワクチン接種の安全かつ円滑な実施に向けた意見書であります。 次に、議員提出意見書案1件の提出がありました。 案件は、意見書案第2号 地方自治体デジタル化の着実な推進を求める意見書提出者中嶌康雄議員賛成者は3議員であります。 最後に、同日付けで議員提出決議案1件の提出がありました。 案件は、決議案第1号 新型ウイルス感染症の不安と困難を克服し美しいくらしを守る決議提出者伊藤喜久雄議員賛成者は3議員であります。 これら議案につきましては、その写しを議員皆様にお届けしております。 以上、報告を終わります。───────────────────── △日程第3 委員会提出議案第1号について      議会運営委員長提案説明      質疑討論      採決議長柴田光男君) 日程第3、委員会提出議案第1号についてを議題といたします。 委員会提出議案第1号 長浜市議会会議規則の一部を改正する規則について、提案理由説明を求めます。 議会運営委員長 松本長治議員登壇願います。 議会運営委員長。 ◆議会運営委員長松本長治君) (登壇)それでは、委員会提出議案第1号 長浜市議会会議規則の一部を改正する規則についてご説明を申しあげます。 案文につきましてはご覧をいただいているとおりでございますけれども、改正理由につきましては、デジタル化政策の一環として、これまで行政手続等において求めてきた押印について、特段の合理的な理由がある場合を除き、原則としてその廃止を広く推進している政府の方針を踏まえ、本市議会においても、議会運営に当たり押印を求めなくても特段支障がない事項についてはこれを廃止することが適当であることから、会議規則を見直し、請願者に対し請願書提出時に求めている署名押印署名又は記名押印に改めるものでございます。どうぞよろしくお願い申しあげます。 ○議長柴田光男君) ただ今から質疑に入ります。 発言通告がありませんので、質疑なしと認めます。 これをもって質疑を終結いたします。 これより討論に入ります。 発言通告がありませんので、討論なしと認めます。 これをもって討論を終結いたします。 お諮りします。 ただ今議題となっております委員会提出議案第1号については、会議規則第37条第2項の規定により委員会付託を省略し、直ちに採決したいと思います。これにご異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長柴田光男君) ご異議なしと認めます。 よって委員会提出議案第1号につきましては、委員会付託を省略し、直ちに採決することに決しました。 これより採決いたします。 委員会提出議案第1号 長浜市議会会議規則の一部を改正する規則について、原案のとおり決することにご異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長柴田光男君) ご異議なしと認めます。 よって委員会提出議案第1号は可決されました。    (24番宮本鉄也君「議長緊急質問」と呼ぶ) はい。 ◆24番(宮本鉄也君) 新型コロナウイルスの……。 ○議長柴田光男君) 理由はなんでしょうか。 ◆24番(宮本鉄也君) 新型コロナウイルス接種体制について質問したいと思います。 ○議長柴田光男君) 賛成者の方はおられますか。 同意者の方はございますか。    (「賛成」と呼ぶ者あり) 認めます。───────────────────── △日程追加 緊急質問の件 ○議長柴田光男君) 動議理由のご説明をお願いします。 ◆24番(宮本鉄也君) この後、議会閉会後、接種体制については当局から詳しい説明があると思うんですが、この議会会期中にぜひ接種体制に向けた市側の心意気とどういう形でワクチン接種に対して、大変な事業やと思うんです、その大変な事業をどういう形で、どういう意気込みで取り組んでいくのか、その思いを質問したいなと思います。副市長にお願いします。
    議長柴田光男君) 今ほど宮本議員のほうから動議をされまして、新型コロナウイルスに関する内容の中で副市長に答弁を求められたわけでございますけども、よろしいでしょうか、答弁求めていただいて。異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長柴田光男君) 異議なしということで、副市長のほうから答弁を求めたいというふうに……。市長、いいですか。 市長、お願いします。 ◎市長藤井勇治君) お答えをいたします。 新型コロナウイルス感染、全世界中を襲いまして1年を経過しております。そして、ようやくこの新型ウイルスに関するワクチンが開発されて、世界中の人々が期待するワクチン接種であります。国も予防接種法を改正して、全市民を対象に接種するということで入りましたので、我が長浜市も国と県としっかり連携をして、万全の体制で予防接種に取り組んでまいりたい。その決意で今準備をしっかりと進めております。 ○議長柴田光男君) 宮本議員。 ◆24番(宮本鉄也君) 大変な不安が広がる中、ワクチン接種をきちっと行うことで不安心理というものが少し和らぐのではないかと本当に期待しております。当局、私たち議員も一丸となってワクチン接種には協力していきたいと思っていますんで、頑張っていきたいと思います。 以上です。───────────────────── △日程第4 意見書案第1号について      議会運営委員長提案説明      質疑討論      採決議長柴田光男君) 続きまして、日程第4、意見書案第1号についてを議題といたします。 意見書案第1号 新型コロナウイルスワクチン接種の安全かつ円滑な実施に向けた意見書について、提案理由説明を求めます。 議会運営委員長 松本長治議員登壇願います。 議会運営委員長。 ◆議会運営委員長松本長治君) (登壇意見書案第1号 新型コロナウイルスワクチン接種の安全かつ円滑な実施に向けた意見書でございます。 意見書案第1号の案文につきましては皆様お手元のとおりでございますけれども、提案理由といたしまして、新型コロナウイルスワクチン接種については、本市においても安全かつスピーディーな実施に向けて全力で準備を進めておられます。短期間で全市民を対象とするものであり、副反応が生じた際の対応、感染防止策を講じながら接種する必要があるなど、前例のない中で実施課題も多く、安全かつ円滑に進められるか憂慮されるところでございます。 つきましては、ワクチン接種実施に当たり、関係機関に対し特段の措置を講じられるよう強く求めるため、意見書提出するものでございます。 以上、議員各位のご賛同をよろしくお願い申しあげます。 ○議長柴田光男君) ただ今から質疑に入ります。 発言通告がありませんので、質疑なしと認めます。 これをもって質疑を終結いたします。 これより討論に入ります。 発言通告がありませんので、討論なしと認めます。 これをもって討論を終結いたします。 お諮りします。 ただ今議題となっております意見書案第1号については、会議規則第37条第2項の規定により委員会付託を省略し、直ちに採決したいと思います。これにご異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長柴田光男君) ご異議なしと認めます。 よって意見書案第1号については、委員会付託を省略し、直ちに採決することに決しました。 これより採決いたします。 意見書案第1号 新型コロナウイルスワクチン接種の安全かつ円滑な実施に向けた意見書について、原案のとおり決することにご異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長柴田光男君) ご異議なしと認めます。 よって意見書案第1号は可決されました。 ただ今可決されました意見書案第1号につきましては、議長から関係機関提出をいたします。 なお、意見書の中での字句等の整理を要するものにつきましては、議長に一任をお願いいたします。───────────────────── △日程第5 意見書案第2号及び決議案第1号について      提案者提案説明      質疑      総務教育常任委員会付託      総務教育常任委員長報告      質疑討論      採決議長柴田光男君) 日程第5、意見書案第2号及び決議案第1号についてを議題といたします。 意見書案第2号 地方自治体デジタル化の着実な推進を求める意見書について、提案理由説明を求めます。 中嶌康雄議員登壇願います。 中嶌議員。 ◆23番(中嶌康雄君) (登壇議案書案の朗読をもって提案に代えさせていただきます。 意見書案第2号。 地方自治体デジタル化の着実な推進を求める意見書。 新型コロナウイルス感染症感染拡大により、これまで取り組んできたデジタル化推進について様々な課題浮き彫りになりました。こうした事態を受け、7月17日に閣議決定された「世界最先端デジタル国家創造宣言官民データ活用推進基本計画」において、我が国デジタル技術により強靱化させ、我が国経済を再起動するとの考えの下、「国民の利便性を向上させる、デジタル化」「効率化の追求を目指した、デジタル化」「データ資源化最大活用に繋がる、デジタル化」「安心・安全の追求を前提とした、デジタル化」「人にやさしい、デジタル化」実現のため、本格的・抜本的な社会全体のデジタル化を進めるとの姿勢が示されました。 また、政府の第32次地方制度調査会において、地方行政デジタル化推進などを盛り込んだ「地方行政体制あり方等に関する答申」が提出され、社会全体で徹底したデジタル化が進むことで、東京一極集中による人口の過度の偏在の緩和や、これによる大規模な自然災害感染症等のリスクの低減も期待できるとして、国の果たすべき役割について大きな期待を寄せています。 よって、国においては、地方自治体デジタル化の着実な推進を図るため、次の事項実施するよう強く要望する。 1.法令やガイドライン等により書面や対面・押印が義務付けられているものについて、セキュリティ対策に十分配慮したうえで、可能な限り簡易にオンラインで実現できる仕組みを構築すること。特にマイナンバーカードの更新手続について、オンライン申請を実現すること。 2.情報システム標準化共通化クラウド活用を促進すること。また、法定受託事務についても、業務プロセス標準化を図り、自治体クラウドサービスを利用できる仕組みを検討すること。 3.令和3年度から4年度に全国自治体で更新が予定されている自治体情報セキュリティクラウドについて導入時と同様の財政措置を講ずること。 4.今後の制度改正に伴うシステム改修を行う際には、地方の事務処理の実態を正確に把握するとともに、地方公共団体の負担とならないよう十分な人的支援及び財政措置を講じること。 以上、地方自治法第99条の規定により意見書提出する。令和3年2月10日  衆議院議長  参議院議長  内閣総理大臣  内閣官房長官  総務大臣  財務大臣  厚生労働大臣  経済産業大臣  行政改革担当大臣  情報通信技術(IT)政策担当大臣  宛  長浜市議会議長 将来の財産である子どもたちのさらなる早期環境を図るため、全員のご賛同をよろしくお願い申しあげます。 ○議長柴田光男君) 次に、決議案第1号 新型コロナウイルス感染症の不安と困難を克服し美しいくらしを守る決議について、提案理由説明を求めます。 伊藤喜久雄議員登壇願います。 伊藤議員。 ◆16番(伊藤喜久雄君) (登壇皆さん、おはようございます。 今朝の新聞で昨日現在のコロナウイルス感染者全国で40万8,273人、滋賀県内では2,262人、長浜市では129人とありました。昨秋以降、第3波の中で市内でコロナ感染症の患者を救うため尽力されている医療従事者高齢者と向き合う介護関係者皆様など、全ての関係者に心からお礼を申しあげます。 それでは、決議案第1号 新型コロナウイルス感染症の不安と困難を克服し美しいくらしを守る決議について、提案理由説明に代え、決議文を朗読いたします。 決議案第1号。 新型コロナウイルス感染症の不安と困難を克服し美しいくらしを守る決議。 現在、新型コロナウイルス感染症は、全国的に急速な感染拡大が進み、本市においても11月から感染者が急増しています。市民は、感染拡大防止に細心の注意を払いながらも、先行きが見通せない不安を抱えた生活を余儀なくされています。 こうした状況のなかで、感染者とその濃厚接触者及び医療従事者等最前線新型コロナウイルス感染症と闘う関係者並びにこれらの家族が、インターネットやSNS等の様々な媒体等によって、匿名での差別や偏見、心ない誹謗中傷を受けたり、憶測による誤った情報が拡散されるなど人権を脅かす事例が全国で発生し、到底看過できるものではありません。 私たちには、現在の困難を克服し、やがて来る新しい時代に歴史を紡いでいく使命があります。長浜市民は、永い間培かわれてきた市民自治の精神のなかで「思いやり」や「やさしさ」といった美しいくらしの文化を築いてきました。こうした文化が育んだ相互扶助の精神を、市民共通の財産として後世の人々に誇れるよう、コロナ禍にあっても忘却することなく、私たち一人ひとりがともに支え合うことが求められています。 現在も医療・福祉従事者をはじめ多くの方々が困難な状況の中で頑張っています。しかし、誰もが新型コロナウイルスに感染し、他に感染させる可能性があります。しかるに感染者感染経路を詮索する動きが見られる状況は大変憂慮されます。今私たちが大切にするべきことは、感染防止策を徹底し、思いやりややさしさを持って冷静に行動することであって、決して心ない行いをすることではありません。 よって、本市議会は、誹謗中傷の根絶を目指すとともに、不安を抱く市民の方々に寄り添いながら現下の難局に対して引き続き真正面から取り組んでまいりますので、市民のみなさまにおかれましても新型コロナウイルス感染症に対する不安や恐れを乗り越え、ともに支え合いながら、この困難を克服していきましょう。 以上、決議します。令和3年2月10日  長浜市議会 以上、議員各位のご賛同をよろしく申しあげ、提案理由説明といたします。 ○議長柴田光男君) ただ今から質疑に入ります。 発言通告がありませんので、質疑なしと認めます。 これをもって質疑を終結いたします。 それでは、意見書案第2号及び決議案第1号につきましては、総務教育常任委員会へ付託します。 休憩中に委員会審査をお願いいたします。 総務教育常任委員会開催のため、暫時休憩といたします。    (午前10時25分 休憩)    (午前11時00分 再開) ○議長柴田光男君) 休憩前に引き続き再開いたします。 意見書案第2号及び決議案第1号について、総務教育常任委員長から委員会審査の結果報告を求めます。 総務教育常任委員長 山崎正直議員登壇願います。 山崎議員。 ◆総務教育常任委員長山崎正直君) (登壇)それでは、令和2年長浜市議会12月定例会におきまして、当総務教育常任委員会に付託を受けました議案の審査結果について報告いたします。 まず、意見書案第2号 地方自治体デジタル化の着実な推進を求める意見書につきましては、賛成多数で可決すべきものと決しました。 次に、決議案第1号 新型コロナウイルス感染症の不安と困難を克服し美しいくらしを守る決議につきましては、全員一致で可決すべきものと決しました。 最後に、委員会における審査過程の主な意見を申しあげます。 意見書案第2号について、十数年前から国は着実にデジタル化を進めてきたが、本意見書案を本市議会から国に提出する理由について質問があり、行政クラウド化を進めていくためには多額の予算や人的な配置が必要になり、財政支援を国に求めるものであるという回答がありました。 また、意見書の前文の中で様々な課題浮き彫りになっているが、本意見書の4項目に含まれているのかとの質問に対しては、含まれているものであると回答がありました。 その上で、議員間で意見書案に対する賛否について議論が繰り広げられました。 なお、今回の審査過程において、委員からの意見や指摘、議論された事項の中で、特に付言すべきと考えられた事項はございませんでした。 以上で総務教育常任委員会報告を終わります。 ○議長柴田光男君) ただ今報告に対し、質疑はありませんか。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長柴田光男君) 質疑なしと認めます。 これより討論に入ります。 発言通告がありますので、これを許します。 浅見信夫議員登壇願います。 浅見議員。 ◆13番(浅見信夫君) (登壇)それでは、意見書案第2号 地方自治体デジタル化の着実な推進を求める意見書については、日本共産党市議団は反対の態度を表明していますので、以下反対理由を簡潔に述べたいと思います。 政府は、意見書案にありますように、我が国デジタル技術により強靱化させ、我が国経済を再起動するとの考えの下、本格的、抜本的な社会全体のデジタル化を進めようとしています。政府においては、昨年12月にデジタル社会の実現に向けた改革の基本方針を閣議決定し、通常国会デジタル改革関連法案6法案を一括審議する運びになっております。 さて、地方行政デジタル化については、意見書案にもありますように、昨年6月に首相の諮問機関である第32次地方制度調査会から答申がなされ、1、行政手続デジタル化をマイナンバーカードの普及と併せて推進する、2、地方公共団体情報システム標準化し、自治体クラウドによる共同利用をする、3、AI等のシステムを複数の地方公共団体での共同利用を推進する、4、専門人材確保のための研修を充実し、外部人材による支援も行う、5、住民の個人情報を含む公共データのオープン化等によるデータ利活用を推進するとして、自治体に対してオンライン化の努力義務を課しております。こうした政府の進める地方自治体デジタル化は、利便性の向上とは裏腹に住民を行政サービスから遠ざける結果となり、個人情報の保護を弱め、地方自治を抑えるという幾つかの問題点があります。 第1に、地方自治体デジタル化自治体の窓口業務が真っ先に対象となりますが、極力オンライン化して職員が介在しなくても完結するサービスとなれば、住民からの各種申請や届出に付随した様々な問合せや相談に対する支援ができなくなってしまいます。住民の利便性を向上し、行政の無駄を省くことは必要ですが、手続業務を無人化して行政サービスはよくなるのでしょうかという疑問であります。 次、問題点の2つ目は、オンライン申請にはマイナンバーカードが必要となり、住民は自由意思で任意であるはずのカード取得を事実上強制されることになります。政府は、マイナンバーカードの全国民取得で生活のあらゆる分野でデジタル化を進めようとしています。マイナンバー制度は、もともと社会保障の納付と税、保険料の負担を個人ごとに分かるようにし、給付を抑制し、国の財政負担を減らすことを目的としております。根本的にその是非を問い直すべき制度であると思っております。 また、マイナンバーカードを取得しない住民が行政サービスにおいて不利益を被るようなことがあってはなりませんし、デジタル化に対応できない住民の利便性が損なわれないようにすることも重要であります。 問題点第3は、自治体クラウドについてであります。自治体情報システム標準化することについては、独自の運用を可能としながらも国が定めた標準に基づいて民間企業が開発したシステムを利用することが求められます。複数の自治体での共同利用と併せて、自治体独自の創意工夫が失われてしまいます。 第4点目は、個人情報保護の問題であります。自治体は、これまで個人情報保護条例を設けてオンライン結合を原則禁止するなど、厳しい独自の規制を行い、住民の権利、プライバシーを守ってきました。意見書案ではセキュリティー対策への配慮も記載されていますが、今後国において、データ利活用の円滑化として厳しい規制や自治体による差異が取り払われていくと、他の行政機関や民間企業にデータが渡るなど、個人情報保護が阻害されるおそれがあります。 以上、4点ですけれども、更に全国市議会議長会も、個人情報の流出や住民に対する監視社会の懸念、ビッグデータの統一的な管理の危険性と分散管理の重要を主張していることを申し添えたいと思います。 私たちは、デジタル化やAIの技術は住民の福祉の増進を図るという自治体の役割を発揮するためにこそ活用、推進されなければならないというふうに思っております。そのためには、第1に、自治体職員の代替職員としての導入でなく、職員の労働負担の軽減、補助資産として活用すること、AIやデジタル化による処理内容が妥当かどうかチェックできる体制が必要であります。 第2に、国による行政サービスの標準化やシステムの押しつけをやめさせ、自治体独自の行政サービスを守ること、主権者である住民の意思を踏まえてそれぞれの自治体が自主的に決めるようにすることが大切。 第3に、個人情報保護については、条例で定めている規制の後退を許さないことなどが必要だと思っています。 以上、るる述べましたように、政府が進める地方自治体デジタル化は問題点も多く、その推進を求める意見書案には賛成することができません。議員各位賛同をお願いして、討論といたします。よろしくお願いいたします。(拍手) ○議長柴田光男君) 以上で通告による討論は終わりました。 これをもって討論を終結いたします。 これより採決いたします。 意見書案第2号の採決は電子採決により行います。 意見書案第2号 地方自治体デジタル化の着実な推進を求める意見書について、総務教育常任委員長報告のとおり決することに賛成の方は賛成のボタンを、反対の方は反対ボタンを押してください。 表決漏れはございませんか。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長柴田光男君) 表決漏れなしと認め、確定いたします。 賛成は20人で、多数であります。 よって意見書案第2号については可決されました。 ただ今可決されました意見書案第2号につきましては、議長から関係機関提出をいたします。 なお、意見書の中での字句等の整理を要するものにつきましては、議長に一任をお願いいたします。 次に、決議案第1号 新型コロナウイルス感染症の不安と困難を克服し美しいくらしを守る決議について、総務教育常任委員長報告のとおり決することにご異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長柴田光男君) ご異議なしと認めます。 よって決議案第1号については可決されました。 本日の日程はこれをもって全て終了いたしました。 市長。 ◎市長藤井勇治君) 令和2年長浜市議会12月定例会の閉会に当たりまして、一言ご挨拶を申しあげます。 ただ今は、新型コロナウイルス感染症ワクチン接種の円滑な実施デジタル化推進に関する意見書などを市議会として取りまとめていただき、大変ご苦労さまでございました。私も、まずはワクチン接種をスムーズに進め、コロナ禍に打ち勝ち、市民の命と健康を守り抜く所存であります。今後とも議員各位のご指導、ご鞭撻のほどよろしくお願いを申しあげます。 最後に、暦の上では春を迎えておりますが、まだまだ厳しい寒さが続きます。議員各位にはご自愛の上、ますますご健勝にてご活躍されんことを心から祈念申しあげまして、簡単でございますが、閉会の挨拶といたします。ありがとうございました。 ○議長柴田光男君) 以上をもちまして令和2年長浜市議会12月定例会を閉会いたします。 ありがとうございました。    (午前11時13分 閉会) 会 議 録 署 名 議 員   議 長   柴 田 光 男   議 員   浅 見 信 夫   議 員   伊 藤 喜久雄...